小説の杜

旧 kazami-k 小説の杜から越して来ました

2008-11-09から1日間の記事一覧

続・狂二 波濤編26

軽い爆発音と共に、黒煙を発見した情報屋の佐々木淳一は 息咳切らし転がる様に坂道を駆け降りた。駆け降りながら あの男の手掛かりになる“ダダダ下り祭”での事や、 わざわざ神社への道案内をしてくれた年配の巡査の顔を思い浮かべる。「ワシ、来月の誕生日が…