小説の杜

旧 kazami-k 小説の杜から越して来ました

2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

そして、池上線12

その日の夕方。 西崎とも代がいきなりやってきたのは、 宅配便の集荷時間を気にしながら、 荷造り・発送仕事をしている時だった。 「あ。」 「何が、あっよ。ちょっとイイ?」 「あ、どうぞどうぞ」 西崎がいきなりやってきた理由。勿論わかっていた。 あれ…

そして、池上線11

何かを秘めたような、その瞳が かッと見開きこちらを見つめていたが みるみる泪が溢れ出し、しまいには声を上げ彼女は泣き出してしまった。 「あ、え。。。。」 どうしたの急に、大丈夫?と、声をかけたが 俯いたまま、かぶりを振るだけだった。 それ以上言…