小説の杜

旧 kazami-k 小説の杜から越して来ました

2009-06-27から1日間の記事一覧

続・狂二 波濤編51

地下鉄永田町駅構内の柱時計は3時少し前を指していた。寺島は 何気に 「そろそろ休憩時間か・・・ しかし首相官邸に果たして休憩時間など あるのやら・・・」行き交う人々の蒸せるような熱気に押されながら 考えた。いつ来ても東京は人が多いのう。が、まも…