小説の杜

旧 kazami-k 小説の杜から越して来ました

2012-01-07から1日間の記事一覧

ミモザの咲く頃に その1

つかのまの春とともに しぼんだばらを惜しむまい 山のふもとの風かげに 実るぶどうの房もすてがたい。 草深きわが谷合(たにあい)の飾り物 こがねにかがやく秋のよろこび それは乙女の指のように ほっそりとしてけがれもない。 /岩波文庫 プーシキン詩集 …