小説の杜

旧 kazami-k 小説の杜から越して来ました

2012-01-21から1日間の記事一覧

ミモザの咲く頃 その3

「では説明させていただきます」 と言って、少女は脚を組んだ。 なんと、目の前のまだ子供のような少女が説明を始めようとした。すらりと長い手足。背丈こそはそこそこにあるようだが、あどけなさの残る顔は見ようによれば小学生にも見える。 「あの。お嬢ち…