小説の杜

旧 kazami-k 小説の杜から越して来ました

「清貧の思想」こそ日本経済をダメにしたのではないか

先日 紀伊国屋
清貧の思想 の文庫本を見た。
おー 懐かしや と手に取りかけたのだが、
よくよく考えたならば、 この本のヒットと 日本経済の右肩下がりは、同時期ではなかったか?
との ”恨みつらみ”が拙者の脳内が グルンぐる駆け巡り、
コンくそ! と 手を引っ込めずにはいられなかったのだ。


ただ その後冷静に考えた場合
この本の思想は 我が国にとり あまりにも正しい。元来、 質素や謙譲 堅実をこの上ない美徳とした国民性
それが、西洋文化や消費を煽るマスゴミらに毒されて、
消費(と言うか無駄遣い)文化が 暴走を始めていたのだ。

だから、 暴走を止める役割となった この本はいわば
救世主なのかも知れない。
今の 拙者の年収は 当時より半分近くまで
がた減りなのだが
どうにか、こうにか生きている。

煙草も辞め 車も叩き売ったった。
スーツは 三年に一着。
普段着など 九百八十円のシャツで十分なのだ。

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