ここ数日、古本道場やら、文学が好き とやらを読みふけって居て
やたらと、親父の本棚を思い出してしまった。
本棚と言っても立派なもんじゃなく(押し入れ中の、三段ボックス)
五味康祐とか黒岩重吾、野坂アキユキ(漢字変換できない)そしてなぜだか、五木寛之の青春の門なんかもシリーズであった。
で なんと言っても思い出は、
谷崎潤一郎の(痴人の愛)これを 確か中学生の頃だったと思う。
家族が留守の時、こっそり、ひっそりと、盗み読みにふけったのだ。
今 思えば、性の目覚めはあの本。
あと 強烈な思い出は 田中小実昌。地方への紀行文だったと思う。 旅先で かなり年輩の女性(と言うより婆)と 一夜をともに過ごし。。。
このエッセーを 中学だったか高校だったか あやふやなのだが 読みふけっていたのだ。
ちなみに まさか馬鹿息子が こっそり盗み読みしてたなんて 気付きはなかった。勉強嫌い 本嫌いの 馬鹿息子 との決めつけのまま、旅立ってる筈。
三月には 早くも十三回忌なのだ。